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2018年のぼくにとってカッコいい「ヒト」「モノ」「コト」

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Cool 2018 winter

本ブログのコアテーマに「カッコよく生きる」を掲げた昨年の晩夏。

自分にとっての専門性を考えたら「カッコいいこと」しかなかった。

ただ、「カッコいい」という感覚は非常に主観的かつ流動的で、全ての人に共通するものではありません。

昨年の夏にカッコいいと思っていたものがいまは全然そうは思えなかったり、今カッコいいと思っているものが来年の今頃にはもう全然カッコいいと思えていなかったり。

というわけで今回は、2018年1月1日現在のぼくが想う「カッコいい」を「ヒト」「モノ」「コト」「バショ」の四つに分けて、備忘録的に記録することにしました。

ここでの記録が一つの定点となり、また何ヶ月、あるいは一年後とかに自分の価値観がどのように変化したのかを後からわかるようになったら、面白いかなと思って。

目次

ぼくにとっての「カッコいい」とは

カッコいい、という言葉はどうしてもビジュアル(見た目)的な部分に対する評価の印象が強いですが、ここでいうぼくのカッコいいというのは、そういう外見的な部分よりも、もう少し内面的な部分が主です。

ヒトなら思想や生き様、モノならデザインコンセプトやその生産背景など。

「好き」という言葉に言い換えることもできるのかもしれませんが、それよりもそれを「カッコいい」と思っていることが自分らしいと思うので、あえてこういう言い方をしています。

カッコいい「ヒト」

島田紳助さん

伝説的お笑い芸人、司会者であった島田紳助さん。

もう引退されて随分経ちますが、学生時代にバラエティ番組を見る習慣がなかったぼくが彼の凄さに気づいたのは2017年になってからでした。

偶然見かけた、彼がNSCで行った授業の動画(DVD「紳竜の研究」に収録)を見て、島田紳助という人がお笑い芸人でありながら「デザイン思考」で物事を考え、お笑いという枠組みの中で徹底的な「PDCAサイクル」を実践し、それをリアルビジネスへと展開できる力を持った人だということを知って、一発でファンに。

そこから彼の書籍を読んだりYoutubeで彼の動画を見漁り、彼の恐るべきトーク力と場のコントロール力などにさらに度肝を抜かれ、日本のテレビは本当に惜しい人をなくしたと思うばかり。

Joe Gebbia

Airbnbの代表といえばBrian Chesky(ブライアン・チェスキー)ですが、ぼくが好きなのは共同創業者であり社内デザインの統括を行っているJoe Gebbia(ジョー・ゲビア)。

今では日本でも認知度の高まったAirbnb及び民泊の概念ですが、少し前であれば赤の他人を家に招き入れて宿泊させるなんて考えもしなかった。

しかし、その”体験”を”デザインする”ことによってAirbnbというサービスにまで消化させ、社会へと認知させるに至るには、大学でデザインを学び、自身のホスト体験をビジネスの形にまでデザインしたゲビアがいてこそ。

彼の行った「デザイン」について、ゲビア自身がTEDでとてもわかりやすく解説しています。必見。

Chuando Tan

突然ですが、この人いくつに見えます?

シンガポール出身のChuando Tan(チュアンド・タン)は、元モデルで現在はフォトグラファー。

海外の有名セレブなどのポートレートを撮ったりしていて、業界では割りと有名人?らしいのですが…

御年なんと50歳!!(1967年生まれ)

もうね、彼の思想とかライフスタイルとかなんも知らんけど、50歳でこのビジュアルという事実に惚れました。バケモノかよ。

「30歳になって痩せにくくなったわ〜」「筋トレしんどいわ〜」とか言ってる自分に思い切りムチを入れてくれたとても重要な人物でした。

筋トレのヤル気がおきないときは、いつも彼を見て気合を入れます。

Eddie Redmayne

最近では「ファンタスティック・ビースト」で主演したり、少し前には「レ・ミゼラブル」でマリウスを名演したEddie Redmayne(エディ・レッドメイン)。

存在は知っていましたが、これまではそれほど興味がなかった彼が自分の中で急上昇したのは、先日見た「リリーのすべて」(2015年公開)によって。

世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベことアイナー・ヴェイナーの半生を描いたこの映画で、アイナー役を演じる彼の演技力に圧倒されました。

失われていくアイナーとしての自我と、演技から素へと変わっていくリリーの人格が入れ替わっていく様は、自分の中にあった「人間の表現力の可能性」を大きく拡大させるものでした。(アカデミー賞&ゴールデングローブ賞で主演男優賞受賞)

今後、彼が出演している作品を片っ端から見ようと思います。

大泉洋さん

この数年、マイ「こんな大人になりたいナンバーワン」に君臨し続ける大泉洋。

もはや説明は不要ですね。水曜どうでしょうですっかりハマった口です。

ちなみに昨年は「東京喰種」や「鋼の錬金術師」と、意外な俳優業も話題になりましたが、結構はまり役でした。

しかしやはり「探偵はBARにいる」ですよね。

1作目で見せたあの肉体のギャップ。あれはずるい。

伊勢谷友介さん

著書「社会彫刻」を読んで以来、「実業家」として大きな影響を受けた伊勢谷友介氏。

2018年現在もやはり、「カッコいい」人だなと。

恵まれたビジュアルは言うまでもありませんが、ぼくが彼に一番惹かれるのは彼自身が代表を務める会社(リバース・プロジェクト)の理念や関わるプロジェクトの数々。

そして何より、彼自身の事業に対するマインドと経営者と人気俳優の二足のわらじを履く彼のあり方。

(実はニューヨークにいる時にリバースに履歴書を送ろうとしたこともあります。笑)

いつか、俳優とファンではなく、同じ「実業家」という目線で酒を呑むことを、密かな目標にしています。

秋田ひろむさん

人気バンドamazarashiのフロントマン、秋田ひろむ氏。

最初はアニメ「東京喰種√」で使われていた「季節は次々死んでいく」がきっかけでバンドを知ったのですが、後々彼らの楽曲を聴いている内に、すっかりとハマっていました。

アニメやサブカル的な世界観を持ちながらも、現代文学を思わせるような情景表現。その一言一言が、空想で生まれたそれではなく彼の中から吐き出された「叫び」のようで、久々に「聴く」という行為に集中させられてしまうバンドでした。

一切メディアに姿を見せず、ライブでもフロントは座席が用意され、バンドと客の間には幕が張られているなど、おおよそ普通のバンドでは考えられないアプローチを徹底しながらも、それでいて世間にしっかりと名前を残していく。

表現を、ポップさを持ち合わせながら、それでいて偏った主義を貫いている、ある意味で理想的な売れ方をしているその姿は、かつてバンドの夢を見たぼくにはあまりにカッコよすぎる。

昨2017年に発売された新アルバム「地方都市のメメント・モリ」は恐ろしい名盤。
Amazon Music Unlimitedで聴けますが、限定版CDには必見のライブ映像がついてます。

その他…

ここに紹介した人々以外にも身内にはめちゃくちゃ「カッコいい」人はいるのですが、ここではある程度、一般に知名度のある人に留めました。

本当はもっと多くの経営者や実業家の方がここに並ぶことを自分でも期待しているのですが、未だ知名度のある方の中で「この人!」という方に出会えていませんでした。

今年はぼく自身が本格的に法人化して事業を開始するということもあって、ロールモデルになる「カッコいい」経営者の方と出会えれば、と思っています。

カッコいい「モノ」

NIXON

仕事をし始めてから大きく変わった価値観の一つが、腕時計。

昔は高級腕時計を着けている意味や、そもそも携帯があるのに腕時計の意味がわからなかったのですが、対人で仕事をするようになって腕時計というツールの便利さと、そのクオリティがもたらす身につける人の印象への影響を実感してからは、一気に感覚が変わりました。

そもそも、時間というものはお金で買えないモノ。だからこそ、その時間の経過というのは人生においてものすごく重要で、その時間を確認するためのツールにお金をかけるというのは、どこか矛盾しているようで実はすごく合理的なんですよね。

一見服とか適当に見える人でも、実は時計だけはすごくしっかりしていたり。

とは言え、ぼくもまだまだ高級な腕時計を買う余裕なんてないのですが、そんなぼくでも手を出しやすいのがNIXON。

Nixon watch

NIXONは元々はサーフィンやスケボー、スノボーなど、ボード系スポーツにマッチングした時計ブランド。そこからビジネスやカジュアルへと様々な展開をしていくのですが、やはり元がアウトドアということもあって全体的に丈夫で、耐水や衝撃に強いプロダクトが多いのも特徴。

価格がリーズナブルなのに高級感があって、年三回新しいコレクションが登場するのでバリエーションも豊かです。

NIXON(楽天)

Everlane

「なぜこの服がこんなに高いの?」ということに疑問をもったことはないでしょうか?

ニューヨーク発のブランド「EVERLANE」は、そういった従来の疑問に対して真っ向からぶつかっていき、そして見事に成功を収めたブランド。

EVERLANEは「Transparency(透明性)」を掲げ、服の素材や生産工程など、制作にかかるコストすべてをウェブ上で明らかにし、主にオンライン販売を主軸に展開しているエシカルブランド。

NewImage

数年前より、ファストファッション業界ではその生産工程における途上国の劣悪な労働環境や、悪質な化学物質が含まれた低品質の素材の利用などが問題とされ、それに反対する動きとしてエシカルなファッションを意識する動きが進んでいました。

ぼくもこうした動きに影響されてそういった服を積極的に着るよう意識はしているのですが、エシカルの文脈やオーガニック系の衣料品はどうしてもその生産工程にコストがかかる分、高価になってしまいがち。

その中で、透明性を確保したままリーズナブルな料金を保っているEVERLANEは、まさにぼくのような人間の最大の味方。

実はEVERLANE、実店舗はニューヨークにある一店のみで、日本のオンライン販売はまだ対応していません。

なのでぼくもまだ着たことがないのですが、今上陸をもっとも待ち望んでいるブランドです。

Everlane | Modern Basics. Radical Transparency.

Mother House

NewImage

「途上国から世界に通用するブランドをつくる。」をテーマに掲げるMother Houseは、バングラデシュやネパールなどの素材を用い、現地の工場で少数生産による品質の良いプロダクトを販売しています。

売上の一部を途上国の様々な施設や団体へと寄付したり、現地の支援事業の立ち上げに携わったり、売上の一部がそれらの活動のサポート資金に充てられるなど、単なる商品販売だけでない、「Sustainability(持続性)」を目指したした様々な活動を展開。

まだこのブランドのカバンはひとつも持っていないのですが、蔦屋書店併設の店舗で見かけて以来、いずれ買いたいと思っています。

特に好きなのは、顧客の声を聞きながら共にプロダクトを開発していくという、ZADANと呼ばれるシリーズ。

カッコいい「コト」

エシカル

先程から何度も出てきている、エシカルという考え方。

これについては下の記事で詳しく書いていますが、ようは「環境に優しい人間になりたい」ということ。

元々はニューヨークでそういうライフスタイルをしている人たちがきっかけで知ったものでしたが、改めて目を向けると、自分があまりにもそういうところに対して無頓着だったことに気付いて、積極的に取り入れようとしています。

個の時代、環境に優しく生きるってすごく難しくて、だからこそそれを実践できている人はすごくカッコいい。

「環境に優しい人間」を目指して。今日から始める「ちょっとエシカル」

アウトドア

昔は遊ぶというと、ゲームとかマンガとか、そういうものだったのが、アメリカ横断を経て「自然と遊ぶ」ということにすっかり興味を持っていかれました。

昨今ではグランピングなんかも流行っていて、仲間内でそういうのもいいなと思いつつ、結構ガッツリのキャンプとかしたくて。

それ以外にも山と遊ぶ「登山」、雪と遊ぶ「スキー」、波と遊ぶ「サーフィン」、川で遊ぶ「カヌー」とか、自然資源の中での遊び方を覚えたい、というのがここ数年すごく思いつつも全然実践できていないので、今年はトライしたい。

継続

2017年は、「継続は力なり」を特に実感した一年でした。

ずっと続けてきたブログやWeb関連のことが仕事に繋がる機会が多かった反面、継続していれば結果が出せたのに続けられなかったことが多くありました。

定期で何か決まったことをすることにいくつかトライし、そのほとんどが継続できず、習慣化の壁に悩まされました。

継続できる人かっけぇ。

ビジネスマナー

名刺、スーツ、髪型、敬語、その他うんたらかんたら。

そういうものをものすごく毛嫌いしていました。堅苦しくて、カッコ悪いと思っていました。

だからあえて、そういうものに媚びないスタイルにこだわろうとしたこともありました。

だけど、大きな目的(例えばビジネスの成功)の前には、そういうこだわりはただの邪魔でしか無くて。

名刺があった方が話は早いし、スーツを着ていればカチッとして見えるし、などなど、ビジネスマナーきっちりしてた方が物事がスムーズに進むことを実感してから、TPOに合わせてそういうものを自ら取り入れていくようになりました。

実際試してみると、顧客のニーズに合わせて「自分を作る」というところまで自分をコントロールするためには、相当の柔軟性と精神力が必要だということがわかりました。

バリバリの営業マンとか、一周回って最近めちゃくちゃカッコよく見えます。マジですごい。

まとめ:分析

今回のリストを総括してみると、自分の中での「カッコいい」は、面白さ、芸術性、外見、環境、ビジネス・・・などなどかなり色んな方向に向いていることがわかりました。

改めて「カッコいい」という言葉の汎用性の高さを実感します。

「カッコいい」というものを軸にリストアップするというのは初めての試みだったのでしたが、これ、後から見返すと自分の価値観の変遷を見るには最適な方法になるんじゃないのかな、と思います。

定期的に見直したり、今後も続けていきます。よければ皆さんもやってみて下さい。

そんな感じで。

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さがやん
ブロガー/企画屋
仕事や遊びを効率化するガジェットやツールを愛して止まないブロガー。大阪でデザイン制作やスタジオ運営をする会社を経営しながら、田舎の古民家と行き来する二拠点生活を行っています。
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