6週間車上生活しみてわかった。キャンピングカーで暮らすなんてぼくには無理。

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毎度“metroglyph”にお越しいただきありがとうございます。さがやん(@sgyn710)です。

6週間に及ぶアメリカ横断の旅は、その大半を車中泊で過ごしていました。

旅をしている間、キャンピンガー暮らしを始めた(そして割とすぐやめた笑)ブロガーさんが話題になっていました。

彼とは面識もないし、ぼくが乗っているのはキャンピングカーでもなく一時的なものなので彼とは方向性が違いますが、近しい体験をしている人間として、ここはちょっと書いておかねばと思った次第です。

かれこれ6週間ほど車上生活してきましたが、ぼくは彼の様に「キャンピングカーで暮らす」なんて絶対出来ません。ていうかしたくありません。

あくまで今の自分がしているのは「旅」であり、これを「暮らし」にしろと言われたら、絶対にNOと言います。

その理由についてまとめてみました。

車上生活は思ってたより大変だった

意外とかかるお金

そもそも、車代がかかります。

先のブロガーさんは350万でキャンピングカーをゲットしたそうですが、350万で家を買ったと思えば安い気がします。

ただ、月7万の家で生活しても50ヶ月分。(引っ越し敷金礼金考えたらもう少し短くなりますが)

もちろん、キャンピングカーで一生暮らすわけではないだろうし不要になったら売るだろうから、うまくいけばその内6割くらいらいかえってくるんでしょうか。

中古車事情とか全く知らないからわからないけど、それを考えたらお得なのかな?

ただ今後、ここに

  • ガソリン代
  • 車のメンテ費
  • 保険代
  • 食費
  • 銭湯代(シャワー付きでない場合)
  • 駐車場代

などの諸経費がかかってきます。

この中でも、食費、銭湯&駐車代はやりようによっては節約できますが、それ以外はどうしようもありません。

ガソリンは動けばかかるし、動けば車にはメンテが必要になってくるし、無保険で車に乗るほど馬鹿なことはない。

あと車が重くなればなるほどガソリン代も増えますし、キャンピングカーの燃費は普通の乗用車よりも高くなるはず。

駐車場問題

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車で旅生活をしてみて切に感じたのは、特に都市部で起こる「駐車するところがない問題」

都市部の駐車場はバカ高いし、混雑時はそもそも止める場所を見つけるだけで一苦労です。

郊外に駐車して電車とかで中心部に向かうとかすれば節約はできますが、その際もどこか泊めていい場所を見つけなくてはいけません。

アメリカでも駐車する場所探しは結構苦労していて、車中泊するためのover night parking(夜間駐車OK)を見つけるのが本当に大変。(24時間営業のお店などは正直グレーゾーン)

日本だと地方であれば比較的駐車できる場所が多いですが、都市部で用事がある時などは駐車場代も高いので車の置き場所には非常に困りそうです。

荒れる食生活

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立派なキッチンが付いているキャンピングカーならまだマシでしょうが、かなりストイックな精神かあるいは無類の料理好きでない限り、インスタント食品やコンビニ飯、ファストフードの比率が増えるのは間違いありません。

で、こんな生活をしていると健康にはもちろんよくない。

大学生の一人暮らし生活からの流れならそれほど差異はなく問題もないのかもしれませんが、30代にもなってこの食生活をしていくと健康的な問題が生じます。(実体験)

車中生活中はマクドナルド&インスタント食品&ビタミン剤を主としていましたが、ニキビは出来るし謎の目眩はするしで、マジで自炊でいいから手料理が食べたくなりました。

冷蔵庫冷凍庫がしっかり付いていればまだ希望は見えますが、食材の買いだめはキャンピングカーにおいてはどの程度有効なのだろうか。

電力・電波への不安

自由に電気が使えない、というのはウェブやインターネットが必須の人間にとってはかなり困るポイント。

車載電源のエネルギーは車種によって違うでしょうが、普通に家で電源使うような感覚では無理です。(キャンピングカーの電源周りがどの程度なのか知りませんが、ある程度の限界があるはず)

結果、電源が使えるカフェやレストランに頼る必要が出てくるのでその分時間やお金もかかります。

何より電源貸してくれるところ探すのが面倒くさい。

ソーラー発電やらの充電システムがあればいいかもしれませんが、一般で、しかも車に積めるレベルのソーラーパネルは、まだ日常的に利用するのに足るものではないというのが個人的感想。

さらに電波に関しても同様。

どこへでもいける反面、場所によっては電波が届かない。

日本のネット環境がどれほど整備されてるのか、モバイルWi-Fiなどの性能がどこまでなのかなど、知らないことも多いですが、いつでも安定してネットが使える家とはやはり勝手が違います。

車内温度の問題

キャンピングカーの中って気温どうなんでしょうか。

乗用車の場合、皆さんご存知だと思いますが気温のコントロールがスーパー難しいです。

特に夏の夜は地獄。

駐車場って基本的にアイドリングしちゃいけないので、寝るときにエアコンをかけとくのは難しいでしょうし、かといって窓全開にしておくのも危険な気がします。(だいたい窓開けて解決できる様な暑さではない)

車載電源使ってエアコンとか取り付けたりもできるのかもしれないけど、それこそますます電力に不安。

移動できるという利を生かして避暑地に逃げればいいという話もありますが、そんな簡単じゃない気がする。

実際ぼくの車中泊体験では暑くて全然寝付けず、寒すぎて目がさめたなんてことはしょっちゅうでした。

日本はさらに湿気があるからな・・・どうなんですかね?ぞっとします。

車というリスクの倍増

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車上生活は、車を停めたその場所が家となり、物理的な場所や金銭的な問題から開放されると憧れる人もいます。

確かに住む場所は人を縛ります。

ニューヨークの家でも家賃だけで契約期間や保証金の問題など、いろいろ面倒なことが多かった。

しかし、キャンピングカーの場合でも先の記事における指摘通り、駐車場の確保&駐車代の問題などもあり、さらには交通事故やその他トラブルの可能性も増えます。

もちろん車に乗っていれば誰しもがリスクを負いますが、車をベースに生活するということはそのリスクが倍増することになります。

これらを常に抱えたまま「暮らす」のはぼくはしんどい…。

ルーティーンを作りにくい

定住しない、車で移動し続ける生活というのは、いわば環境が変化し続ける生活ということ。
変化し続ける環境の中、同じことを毎日続けるというのは結構大変です。

例えば、毎日何時に起きて何時に寝て、だったり、あるいは何時から何時まで仕事をして〜みたいに、生活習慣を構築、維持するのが難しい。

というのも、先に述べた様に車上生活は不測の事態が多い。

寝れる様な駐車スペースが見つからない時なんかは、そういう場所探しだけでもずいぶん時間がかかりますし、想像以上に運転で疲れてしまい、やりたいこともできずに眠りにつくなんてことも茶飯事。

横断中は毎日ブログ書きます!みたいにのたまってたましたが、蓋を開けてみれば毎日変わる環境にそんな余裕全然無し。

もちろん、必ずしも毎日移動するわけではないと思うので、これに限った話でないでしょうが。

6週間車中生活してみてわかったこと

ぼくの場合は乗用車ですが、6週間、車をベースに生活してみてわかったことがいくつかあります。

先に述べた通り、お金かかる。
同じ食生活や娯楽を楽しむなら、絶対に家暮らしの方が安い。

電車や飛行機と違い、車での移動は自分が運転しなくてはなりません。

単純に運転するだけでもしんどいのに、そこからさらに駐車する場所、残りのガソリンの残量、その他車に関わる諸々を常に気にしなくちゃいけないの、結構しんどい。

あと、帰る場所が一定でないことへの非安心感。

あの、家に帰ってきた!お疲れ自分!という感覚を覚えることがありません。

これ、最初はいいんですけどしばらくすると悲しくなってきます。ニューヨークではなったことほぼありませんでしたがこの旅中、後半はずっとホームシックです(笑)

車で移動して、そのままそこで寝て、また起きてそれで移動して・・・景色や環境は変化するのは刺激的だけれど、心休まる定位置がないというのは、結構辛いものでした。

色々見すぎて疲れちゃって、でもそれをゆっくり処理する場所がない。

場所としての家や帰った場所にいる家族やルームメイトなどの重要さを、ぼくは切に感じました。

まぁぼくの場合、キャンピングカーでもないし期間限定だしアメリカでの話というのもあって、先のブロガーさんのケースとは全く違うのですが、たとえこれがキャンピングカーになったとしても暮らしとしてこれを続けたいとは思いません。

でもキャンピングカー生活をしたい気持ちはよく分かる

批判的なことばかり書いてしまいましたが、他人がキャンピングカー生活をすることを批判する気はさらさらありません。

っていうかむしろ、自分だけの秘密基地を持つという男のロマンはめちゃくちゃ理解できるし、実際ぼくのこのアメリカ横断における車内環境作りも、そんなロマンに突き動かされたものがあります。

ぼくの場合は予算の関係上、ミドルサイズのSUV止まりでしたが(笑)

それでも、移動できる自分だけの空間を持てたことはとても嬉しかったし、興奮しました。

ただぼくの場合、これはあくまで一時的なものでいい、という結論に達し、ぼくはこのライフスタイルは違うな、と感じた次第です。

そんな感じで。

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