出先でもメール返信したり、お客さんにポートフォリオやYouTubeを見せたりしたいので、常にインターネット使いたい。けどiPhone XSじゃ小さすぎる。テザリングを用意している時間が無駄。
というわけで、常に4G回線を利用できるタブレットの導入を検討し始めたのですが、この選択にドハマりしてしまいました。
様々な検討の末、ぼくが選んだのは…
SIMカードが挿せるタブレットという前提
タブレットの購入を決意したのは、出先でのメール対応が原因でした。
iPhoneに届いたそのメールは、要返信かつ内容がシビアなもので、なおかつすぐに返信が必要なものでした。
しかしその時は、別の取引先さんへ行った帰りの駅への途中。
事務所までは一時間以上あるし、かといってiPhoneで済ませられる内容でもない。
というわけでまたカフェを探して、コーヒーを買って、テザリングして…
しかもそのテザリングが中々スムーズに繋がらなくって…
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…あぁ、時間がもったいねえ。
もし、MacbookにSIMカードが挿せたなら。
電車の中でも、駅の隅っこでも、そのへんの公園からでも、Macを開けた瞬間メールが返せるのに。
そんな想いが溢れ出し、その後事務所に帰ってからすぐ、「タブレット買いたい」と皆に宣言しました。(前々から、出先でポートフォリオを見せるためにタブレットほしいよね、という話があった)
とは言え、タブレットであればなんでもいいわけではありません。
大前提として「4G/LTE」に接続できるというのが今回購入するタブレットの絶対条件。
とすれば選択肢はまず二つ。
- SIMフリーのタブレットを購入して格安SIMを挿す
- キャリアでタブレット契約をする
というわけで両方の検討に入るわけですが、使いやすさや快適さなど様々な要素を整理していくと必然的にタブレットの選択肢が狭まっていき、結局は普段使い慣れているiOSに合わせてiPadを買うか、お客さんのWindows環境に対応できるSurfaceかのどちらかに絞られることになりました。
iPadか、Surfaceかで悩む
で、ここからが地獄です。
今回のタブレットで想定している主な作業は以下の5つ。
- メール(メールクライアント)
- Web閲覧
- 文書閲覧/作成(Office系)
- 営業先でのポートフォリオ(実績)紹介
- プレゼンテーション
こうなった場合、ほとんどの作業はiPad、Surfaceの両タブレットで問題なく完了できるのですが、ポートフォリオ紹介の際、普段利用しているMacbookの12インチくらいは欲しいと感じているので、9.7インチのiPadと7.9インチのiPad mini 4は選択肢から外れます。
そしてSurfaceですが、現行で4G/LTE回線が使えるのは12.3インチのSurface Pro LTE Advancedというモデルのみ。(事実上のSIMフリー。これ以外のモデルはすべてWi-Fiのみ)
というわけで購入するモデルの候補は、iPad Pro 11インチ(ギリギリ)or12.9インチもしくはSurface Pro LTE Advancedの3択となりました。
iPad/Surfaceはそもそもタブレットなのか?PCなのか?
ものが出揃ったので価格的な比較に入りたいところですが、その前に改めて冷静に機能の検証をします。
そもそもiPadというのは、iOSというOSを搭載した、いわば大きなiPhone。どれだけ行っても、「モバイル」ツールなわけです。
対してSurfaceは、Windowsが乗っかっている「PC」。
つまり機能的に見れば、スマホ<<iPad<<越えられない壁<<Surface<<PC/Macbookという図式になります。
iPadの優位性はクリエイティブワーク
ただiPadは、ぼくが普段利用しているiPhone/Macとの互換性があるので、iCloudでのファイル同期やKeynoteの閲覧作成などの作業にはとても便利。
またKindleやブラウザの閲覧などの操作感もとても良いので、娯楽目的にはこっちのがむしろいいかもしれない。
そして最大のポイントはなにより、iPadは皆さんご存知のCM等からもわかるように、画像加工やイラスト、あるいは動画制作など、様々なクリエイティブワークに向いています。(Youtubeとか見てても、実際にiPad Proを使う人はそういう人が多いですよね。)
だがしかし。
しねぇ。俺、クリエイティブワークしねぇ。
少し前まではデザインしたり、動画編集したりと個人で色々とやっていましたが、会社やり始めてからはその手の作業、ほぼ自分ではやらなくなりました。(優秀な社員のおかげです)
正直、iPadは持て余すような気がしました。
Surfaceは事務仕事向きか
となると、文書。
最近ではもっぱらGoogleドキュメントでもOfficeの代替ができつつありますが、それでもまだお客さんとのはWord/Excell/PowerPointのファイルが飛び交っています。
(しかもOfficeファイルをGoogleドキュメントに放り込むと、たまに文字化けやらレイアウト崩れが起きるんだよね…。)
そういう点でもやはり、相手の環境に合わせてWindowsを使うのは得策と言えるし、自分の今の仕事内容にも適している気がします。
何より、今Macbookとの併用を前提として考えていますが、Surfaceの使い勝手次第では、仕事ではもうSurface一本にしてしまってもいいのではないか、という考えも浮かびました。
iPadとSurfaceの料金を比較してみた
この時点で気持ち的にはSurfaceに大きく傾いていますが、重要なのは値段。
2つのデバイスの料金次第では、結論が大きく変わる可能性もあります。
まずはiPad。
先の通りiPadはiPad Proの11/12.9インチモデルが選択肢なのですが、容量で大きく値段が代わります。
以下の表はWi-Fi + Cellularモデルと、専用キーボード「Smart Keyboard Folio」の料金表。
iPad Pro11インチ12.9インチ | ||
---|---|---|
64GB | 106,800 | 128,800 |
256GB | 123,800 | 145,800 |
512GB | 128,800 | 145,800 |
1TB | 172,800 | 189,800 |
Smart Keyboard Folio | 22,800 | 19,800 |
64GBモデルであれば12~16万程度に抑えることができますが、256GBモデルだと15~18くらいにかかってくる、という感じですね。
SIMフリーモデルかキャリア契約になりますが、いずれにしても本体を一括で購入した場合は月々の利用が2,500~5,000くらいになるイメージ。
※auで見積もりをもらったら、7GB利用で月々3,090円でした。
これに対してSurface Pro LTE Advancedの値段を見てみましょう。
こちらはサイズが1種類(12.3インチ/256GB)しかありません。
Surface Pro LTE Advanced | 161,790 |
---|---|
キーボード | 19,390 |
合計は大体18万円程度になるので、同料金を出すならiPad Pro 12.9インチ 256GBを購入することができることになりますし、サイズを落とせばもっと下げることも可能です。
最終的に購入したのは…
というわけで結局ぼくが最終的に購入したのは…
Surface Pro LTE Advancedでした。
最終的な価格ではiPadに軍配が上がりかけたのですが、最後は家電屋さんでの値引き率で結論が変わりました。
というのも、Apple製品てのは家電屋での値引きがかなり厳しいのです。(家電屋で交渉が前提なのは大阪人の性ですね 笑)
これは過去、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどで何度もトライして確認しました。
それに対してMicrosoft製品は全然交渉可能。
さらに。
iPadを買う場合、キャリア契約 or SIMフリーでの購入が前提ですがこの場合、SIMフリー版はそもそも家電量販店では販売されておらず、Appleストアでしか購入できません。
つまり、家電量販店のポイント還元が受けられない。
AppleストアでiPad ProのSIMフリーを買う場合、値引きもなければポイントもつかない、ということであまり旨味がありません。
キャリア契約の場合はポイント還元が受けられる可能性があったのですが、在庫がなかったこと、契約というプロセスが面倒だったので保留にしました。
それに対してSurfaceは値段交渉が出来た上ポイント還元も受けることができ、SIMフリーによる契約の縛りがなかったという、購入体験におけるメリットが大きかったのもあって、最終的に選ぶことになりました。
そもそも、ネットでの実売価格はメーカー価格を大きく割って14万円台とかザラなんですよね。
実価格を明記はしませんが、ポイント還元も含めてざっと30,000円以上お得になったとご理解ください(笑)
そんな感じで購入したSurface Pro LTE Advanced。
果たしてその実力たるや…レビューは以下の記事に書いてあります。
Surface Pro LTE Advancedレビュー!SIMでいつでもネット環境
そんな感じで。