二日目。フロリダはオーランドからアメリカ最南端のキーウエストへと向かいました。
ずっと憧れだったアメリカ放浪の旅。
興奮や感動よりも、これからのことに対する不安と客観的な冷静さみたいなのの比率が多くて、若干自分で戸惑いながら、最新の注意を払って運転をしていたのですが、
いきなり警察に捕まりました。
いきなり警察のお世話になった
※ちょっと長いので車中泊のことが気に成る方は次の見出しまでお飛ばしください。
それは寝床を求めて、あるキャンプ場に向かっていた時でした。
車中泊でも良かったのですが、テントを購入した昂りからなんとなくキャンプをしたくなり、日が暮れた後、ネットで見つけたキャンプサイトへ向かって車を走らせていました。
対向車線とそれぞれ一車線ずつしか無い、両サイドは気に埋め尽くされた道を走っていると、後ろの車が異様に近くに迫っていました。
もしかしたら大した距離ではなかったのかもしれないのですが、後ろから入ってくる車のヘッドライトの明かりが、なんだか妙に大きく、近く感じました。
「あおられている!!」
一車線しか無い道で焦りを覚えたぼくは、思わずアクセルを強めました。
夜闇の中、前方に最新の注意を払いながらスピードを速め、後ろの車と距離をとろうとしたのです。
しかしぴったりとついて離れない後ろの車。
バックミラーに映るヘッドライトが、ぼくを焦らせます。
ぼくはさらにアクセルを踏みました。
その瞬間…!
バックミラーに、青と赤の光が点滅しました。
目が点になるというのはまさにこのこと。
そう。
後ろの車はパトカーでした。
タイミングよく現れたファストフード店の路肩に一時停止すると、パトカーもぴったり後ろに張り付き、後部からすさまじく明るい光を当てられました。
映画で見たことのあるようなシーン。思わず両手をあげました。
確か、そうしなくちゃいけなかったと地球の歩き方に書いてあった気がします。
手をあげて固まっていると、パトカーを降りて近づいてくる若い白人のポリス一名。
心臓をばくばくさせながら、罰金はクレジットカードで払えるのかなど、思考はやや斜め上にテンパっていました。
懐中電灯で顔や後部座席などを確認した後、ウインドウをノックするポリス。(地球の歩き方に書いてあった通り!)
とりあえず全力で申し訳そうな顔をしながら窓を開け、「ぼくは何か悪いことをしてしまったのでしょうか?この国で運転するのが初めてなもので、勝手がわからずもしご迷惑をおかけしたのであれば本当に申し訳有りません。深く深く陳謝致します!」的なことを彼の目を見ながら一心に伝えました。(もちろん英語で。)
あまりの勢いにすこしキョトンとしたポリスでしたが「とりあえずパスポートと免許証見せて」とのこと。
こんなこともあろうかと(!)すぐに出せるようにと用意していた二つを彼に渡すと、一応パラパラっと確認した後
「45マイル制限の中、61マイルも出してたから、次からは気をつけてね」
とさらっといわれ、あっけなく見逃してくれました。
あまりにも拍子抜けの結果にポカーンとしつつ、とりあえずは一安心し、その後から速度メーターをしっかり確認するようになったのは言うまでもありません。(それまでずっと前の車に合わせてたので)
ぼくが五年間NYで鍛えたの英語力は、きっとこの時のためにあったのでしょう。アメリカで前科者のにならなくてよかった。
また、自分の過ちを素早く素直に認める誠実な態度の大切さを日本の政治家やお偉いさん達にも改めて考え直して欲しいなと思いました。大変遺憾であります。
初めての車中泊
で、そんな苦労(?)をしてまでたどり着いたキャンプ場は思ってたようなところと全然違って、キャンピングカー専用のロッジみたいな場所でした。
結局そこでテントを張るのは諦めて最寄りのレストエリアへと向かい、そこで眠ることに。
いわば日本のパーキングエリアとほぼ同じようなもので、中にいくつかのファストフードのチェーン店などが入っていました。
トイレと、フリーWi-Fiもありました。
ついた時点で夜10時も過ぎていたので、ほとんど誰もおらず。
さっさと用を足して歯を磨き、すぐさま就寝体制へ。
駐車する位置
寝るにあたって注意したのは駐車する場所。非常に駐車エリアが広いので、どこに止めるか非常に悩みました。
当初は端っこの外れの方がいいかとも思ったのですが、あまりに離れすぎるとひと気が全然なくなるのと、起きた時に不便だと判断し、レストエリアの入り口から見える位置で寝ることに。
一応角に当たる部分に駐車し、右隣と前には他の車が来ない&生えてる木で上の方もなんとなくカバーされているような位置を確保しました。
後部座席のシートを倒して後ろを丸々広げた状態で寝るのですが、シートとトランクの間に段差があり、寝る時はやはり気になりました。マットかなにかを挟んでこのギャップを埋めないと後々厳しいかもです。
ただ、睡眠不足となれない環境による疲労もあったのか、この日は比較的ぐっすり寝ることができました。(11時くらいから7時くらいまで寝てました)
一応窓を1cmほど開けた状態で、タンクトップに薄いタイパンツのような格好で寝たのですが、寝る直前まで暑いと感じていたものの、寝てる間は比較的快適でした。
これは季節にもよるのかもしれませんが、段差の問題さえクリアすれば、思っていたより快適そうです。
出発
朝は車の上に乗っかってたカラスらしき鳥の足音と鳴き声に起こされ、再びレストエリアで歯磨きをして出発。
午前中のレストエリアは、人で溢れていました。
7時台にも関わらずこんなに人が溢れているのは、これからディズニーランドにいく観光客などでしょうか?
高校生の修学旅行のような集団も目にしました。
当初はケネディ宇宙センターへ行こうと思っていたのですが、入場料の$50が痛いので可愛すぎる奥さんと可愛すぎる子供が出来たらディズニーランドと合わせて旅行に来るその日までお預けにしてそのまま次の目的地、キーウエストにそのまま向かうことに。
南へ向かって車を走らせます。
レストエリアの重要性
アメリカ横断の旅をするなら何度もお世話になることになるレストエリア。
日本でいうパーキングエリアと同じものなのですが、見事なまでに一時間に一つくらい出てきます。
で、前日の徹夜のせいもあって運転中に何度も眠くなり、結局出発してから出てくるレストエリアに片っ端からお世話になりました。
中では、普通に自販機もあるし
ウェンディーズやケンタッキーなどのチェーン店も入り
そのエリアの観光施設orイベントのディスカウントチケットが販売されていたり
なにより嬉しいのは電源があること。
コーヒーだけで居座れるので、Macの充電設備が用意できてない自分にとっては非常にありがたいです。
ブログを始め、動画の編集なども同時に行っているのですが、発信をする人間にとってはこの電源が使えるというのはとてもありがたいです。
また、決して早くはありませんがフリーWi-Fiがあるのも、レンタルWi-Fiなどを使用していてパケット代を節約したい方にとってもありがたいですね。
キーウエストの夕日。
この日ぼくが目指したのは、アメリカ最南端にあたるアメリカのキーウエスト。
ここから見る夕日が絶景だとかいう話を聞いていたので、ぜひ一目見んと向かいました。
本来ならばオーランドからまっすぐ行けば夕方までには到着する予定だったのですが、先述の通り途中で休憩しまくったせいで、キーウエストまであと一時間というところでタイムリミット。
しかし、道中で見た夕日も十分すぎるほど綺麗だったので満足。ちなみにこの模様はPeriscopeで生中継しました。
今後も時々にたようなことをやると思うので、ぜひフォローしてくださいまし。(→ぼくのPeriscopeアカウント)
ちなみにキーウエストに到着したのは約8時半ごろ。
あたりもすっかり暗くなり、バテバテでしたが、なんとか見つけたマクドナルドで今このブログを書いています。
本当は途中まで動画も編集したのですが、なぜか電源を刺したコンセントが機能しておらずそろそろ時間切れです。
今日はこのマクドナルドの駐車場でこっそり寝ます。
動画でもどうぞ
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そんな感じで。