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Netflixってどんなサービス?登録すべき?Huluと何が違うの?アメリカで4年以上使った僕が教えます。

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Netflix logo

話題の動画ストリーミングサービス、ついに上陸!

いよいよやってきました、Netflix(ネットフリックス)。
一部では、「動画界の黒船」だとか「日本のテレビを破壊する」なんて穏やかない噂も立っていますが、一体どうなるのでしょうか。

今回はこの、今大注目のNetflixをかれこれアメリカで四年以上愛用してきた僕が紹介してみたいと思います。

目次

Netflixとは

Netflixは、米カリフォルニアに本社を置く動画ストリーミング配信サービス。
元々はよくあるタイプのDVDのレンタルサービスだったのが、「月額固定料金」の「オンラインDVDレンタル」を導入する事で人気爆発。
2010年からはオンラインのストリーミングサービスを開始して、業界で圧倒的なポジションを確立しました。

僕が渡米したのが2011年。オンラインストリーミングサービスはまだ始まったばかりしたが、この頃すでに一般の認知度は高かったのを記憶しています。

当時、まだ英語環境にも慣れておらず家にテレビもなかった僕にとって、毎月$7ちょっとでアメリカの映画やドラマが見放題というのは衝撃で、教えてもらってすぐさま登録したのを覚えています。

結局それから今に至るまで相変わらず会員は続けており、定期的に愛用させてもらっています。

とは言え一切の不満がないわけではなく、今回はその辺りもフェアに、いい点と悪い点を評価していこうと思います。

ネットフリックスの良い点

まずは良い点を、類似サービスとしてよく比較されるHuluとの比較を交えて紹介していきます。

ラインナップが多い・濃い

とりあえず未だストリーミングサービスを利用したことがない人にとっては、おそらく驚くほどの内容になっています。

▼実際のメニュー画面
Netflix lineup

僕も初めて登録した時「え、こんなのも見れんの?!」と唸るほどのラインナップでした。

アメリカは日本と違って映画公開からDVD発売までのスパンがめちゃくちゃ短いのですが、DVD発売とほぼ同時のタイミングでNetflixに上がる作品もあり、モノによっては日本で劇場公開されてる作品がNetflixに上がっていたりもしました。(この辺り、版権の問題などもあるので日本でも同じスピードになるかはわかりませんが)

また驚いたのは、日本のアニメの豊富さ
アメリカにおける日本のアニメの認知度の高さは皆の知るところですが、グレンラガンやエウレカセブンが揃っていた時はすがに僕も声をあげました。(但し期間が決まっているものもアリ。エウレカはもうありません)

実際日本版でもそのコンテンツの豊富さは健在で、僕からしてみると日本のコンテンツが豊富な分、日本版の方が観たいくらいです。

注意したいのは、アメリカで観れても同じモノが日本で観れるかどうかはわからない、ということ。
これに関しては後述します。

Huluとの比較

具体的にHuluとのコンテンツの差ですが、日本版の場合、まず契約している日本の資本が、Hulu&日本テレビ/Netflix&フジテレビというのが挙げられます。
これに関しては好みによって大きく差が出てきますね。

量に関しては圧倒的にNetflixに軍配が上がり、番組数はHuluが約2万に対し、Netflixは約10万を超えます。

これは、Huluが期間限定かつ新い作品を中心に配信しているのに対し、Netflixは過去作品をより多くストックしている故でしょう。

独自コンテンツのクオリティが高い

さらにNetflixが素晴らしい点はその独自コンテンツの量と質。

アメリカのドラマが日本のドラマではかけているお金が違うので、そのクオリティに歴然の差があるのは皆さんの知るところ。
そんなハイクオリティの作品をNetflixは自分たちの独自コンテンツとしていくつも持っています。

特にここ二年くらいでNetflixのオリジナルドラマは一般認知も高まってきた節があり、最近だとアメコミのMARVELとの共同で作ったデアデビル、壮大なスケールの歴史ドラマMarco Polo(マルコ・ポーロ)、マトリックスのスタッフらが手がけるSence 8(センスエイト)など、かなりハイクオリティなラインナップを配信しています。

Netflix

あの懐かしのフルハウスも、2016年にNetflixで続編製作が決定しているとか。

日本でもすでにあの「テラスハウス」のオリジナルシリーズや、又吉直樹の芥川賞作品「火花」のドラマ化、桐谷美玲主演のランジェリー業界ドラマ「アンダーウェア」などの配信で注目が集まっています。

Huluとの比較

Huluにはこれまで目立った(話題になった)独自コンテンツはありませんでしたが、Netflixの上陸を受け、本格的にオリジナルコンテンツを強める意向です。

ちなみに米Huluでもオリジナルドラマを製作していますが、Netflixのそれと比較するとどうしても見劣りしてしまうのが事実。

洋ドラファンなどにとっては、やはりNetflixの方が強い?

媒体を問わない

またNetflixの利点といえば視聴するデバイスを問わない点。

専用のアプリをインストールしておくことで、様々な媒体から見ることができます。

PCはもちろん、タブレットやスマートフォン、PS3&4、GoogleのChromecastやAmazonのFire TV Stickなどの外部接続のデバイスにも初めからインストールされていて、会員登録したメールアドレスとパスワードがあれば、どんなデバイスからでもアクセス可能です。

もちろん視聴中のコンテンツは、別デバイスで観た時もちゃんと続きから見れるようになっており、家でPCで観ていたものの続きを、外でiPadで見る、なんてことも可能です。

Huluとの比較

ちなみにこの他媒体で、というのはHuluでも同じことが言え、専用のアプリをダウンロードすることでHuluも様々な媒体での視聴が可能です。
ただ興味深いのは、NetflixはTOSHIBAと提携し、テレビのリモコンにNetflixボタンを搭載。
ワンプッシュでNetflixにアクセスできる環境を準備するなど、そのユーザビリティの向上に主税を入れています。

PCやタブレットで見るのに秀でていた動画配信を、もはやテレビの一コンテンツにしてしまおうというこの動きは、さすが王者Netflixと言ったところ。

まとめて観れる

Netflixのコンテンツは基本的に、ドラマやアニメの場合はシーズンごとのまとめて配信
なので毎週待つことなく、一気に1シーズンをまとめて見ることができます。

まとまった時間に、ドラマやアニメの一気見が出来るのは非常に楽だし、楽しい。

従来の、一話見て来週まで待つ、というスタイルは、もう終わりを迎えているのかもしれません。

Huluとの比較

具体的にHuluを分析したわけではないので申し訳ないのですが、実際に利用した人の話ではHuluの場合、最新のものは出るのが早いが、配信されるタイミングが決まっていたり(奇数月にシーズン1,3,5/偶数月にシーズン2,6,6を配信など)などの差があるようです。

Netflixはもしかしたら最新シーズンには弱いのかもしれませんが(あまり最新を追いかけないのでわかってません)まとまったものを時間をかけてゆっくり観たい人向け、という感じでしょうか。

この辺りは性格や好みで大きく分かれそうですね。

同じアカウントで海外でも見れる

日本版が同じ仕様になるのかは分かりませんが、ここでは僕の体験談を。

僕は当然アメリカで会員登録したのでアメリカ全土どこでもNetflixにアクセスできるのですが、昨年ヨーロッパへと旅した際、滞在先でNetflixにアクセスしたところなんと現地のラインナップを視聴することができました

Netflixが上陸している国に限られますが、オランダとイギリス、また年末に訪ねたカナダでも見ることが出来ました。

で、面白いのは各国とも割とラインナップが違っていて、各国のドラマはもちろん、アメリカでは逆にないメジャーな映画とかが他の国では見ることが出来たりと、その作品の立ち位置や扱いの差を垣間見ることが出来ました。(恐らくは各国における版権が大きな理由だと思います。)

これがもし日本でも同じことが起これば、僕は一時帰国中でもそのままNetflixが見れるので、是非お願いしたいところです。

《追記》

米国アカウントでも日本で見れるようです。
確認しました。やったー!

※ただし日本で配信されているコンテンツの多くは米国版では観れません。

Huluとの比較

どこかの国で契約していれば、それぞれの国でも観れるのはHuluでも同じです。
米国版と日本版ではコンテンツ内容に差があり、観れるものと観れないものがあります。

NetflixとHuluの料金、性能比較

ここで一旦、NetflixとHuluの料金とサービスの比較をしてみます。

サービス名 料金 画質 同時ストリーミング数
Netflix ベーシック:650円スタンダード:950円プレミアム:1450円 ベーシック:SDスタンダード:HDプレミアム:4K ベーシック:1スタンダード:2プレミアム:4
Hulu 933円 HD 1

特徴としては、Huluはプランが一つなのに対し、Netflixは最大画質と同時ストリーミング数によって料金が違う点。
※同時ストリーミング数とは、別のデバイスで視聴できる数。2の場合は二人が別々の番組を同時に観ることが出来る。

同程度の料金で比較すると、HuluとNetflixスタンダードになると思われますが、この場合、ほぼ同料金の値段でNetflixの方がストリーミング数が2つになる点、優位性があります。

また、Netflixの場合、プレミアムプランだと4K画質で作品を楽しめるようになるので、これは大画面で観る人にとっては嬉しい選択ですよね。

Netflixの不満なところ

Netflixコスパ的に個人的には文句無しなサービスと言えるのですが、一応不満も。
半ば無理やりアラを探して突っ込んでみたいと思います。

アメリカ版は、日本の映画/ドラマが弱い

これはアメリカで使ってる日本人、としての目線ですが、日本でHuluやその他サービスを見た時に、「こんなに日本のドラマとか映画あっていいな」と思いました。(もちろんそれらのサービスが日本版というのもありますが)

というのも、アメリカ版には韓国のドラマ・映画が非常に多いんです。
これは近年の韓国エンタメ業界がアメリカ進出を推進している流れからくるものだと思うのですが。
日本は権益の問題が特にうるさそうですが、文化の輸出という意味では是非頑張って欲しい。

(ていうか僕が日本のコンテンツ見たいだけ。)

そもそも、日本版加入すればこれはなんら問題にもならない。ので、米国在住の僕ならではの不満でした・・・。

ラインナップが多すぎて、選ぶだけで時間が食われる

例えば「夕食中に軽くなんかみよっかなー」と思って色々見回るんですが、豊富なラインナップのおかげで、見たいやつが決められない。
結果、食事が進まないor探しているあいだに食事が終わる、なんてことも多々。

すいません、これも優柔不断な僕ならではの不満でした。

まとめ

Netflix、いいと思います。
結局、丸4年使い続けてきた理由は、「良い」と思ってるから。
特に映画好きにとってはこの膨大なラインナップの中から新しく作品を見つける楽しさもあるし、ふいに出会う偶然もある。

周りにユーザーが多いのもあって、「⚪︎⚪︎っていうNetflixで配信されてるやつみた?」なんて話にもなったりもします。

何より、自分の都合の良い時間、都合の良い時だけ、好きな量を広告なしで観れることの利点は、言うまでもありません。
Netflixがあれば、リアルにテレビがいらない、と思ったほどですから。

まずは最初の一ヶ月無料なので、ぜひお試しになってみては?

Netflix

 
 
 
そんな感じで。

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さがやん
ブロガー/企画屋
仕事や遊びを効率化するガジェットやツールを愛して止まないブロガー。大阪でデザイン制作やスタジオ運営をする会社を経営しながら、田舎の古民家と行き来する二拠点生活を行っています。
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