この旅でぼくは、いわゆる「観光地」と呼ばれる場所に積極的に足を運んでいます。
というのもぼく自身がミーハーなのでベタな観光地でそれっぽく写真を撮りたいというのも一つなんですが、それと同時に、「アメリカ各地の観光地がなぜ観光地たるのか」その所以を知りたい、というのが大きな理由だったりします。
別にぼくは観光関係の勉強をしていたわけでもないし、それに対する具体的な知識や調査指標があるわけでもないんですが、ただ、今後自分が関わっていく「地域活性」(あまりこの言葉は好きではないのですが)という分野では、その地域における観光産業を切り離して考えることはできません。
なので、せっかくアメリカ横断をしてあちこちの観光名所に行くのなら、各地の観光に対するアプローチからもしかしたら何らかのヒントを得られるんじゃないかと思い、ただ街を歩いて写真を撮るだけでなく、自分なりに色々目を凝らすようにしています。
故に現地人から愛されるスポットや、アメリカにおける外国人からの人気のエリアなどには特に積極的行くようにしているのですが、今日はその一環で、現地人オススメのビーチと人気スポットであるアメリカ最古の街へと行ってきました。
フロリダの若者が愛するSmyrna Beach
久々のベッドでぐっすり眠り、さらには朝シャンまでさせてもらった後、午前中はマリーの家で少し作業をさせてもらいました。
その後、ルームメイトのリサが試験終わりのお祝いに食事に誘ってくれたので、三人でランチへ。
旅するぼくに、「あなたはゲストだから!」と美味しいハンバーガーをおごってくれました。
あれ、そういや昨日のランチもハンバーガーだったような。ありがとうリサ!
その足で、マリーとリサに「絶対行った方がいい!」と薦められたSmyrna Beachへ向かう事に。
「ビーチの砂が真っ白で綺麗なのと、海もすごく綺麗で最高!」とのことだったので、二人と別れを惜しみつつもアクセルを踏みました。
オーランドから約一時間ちょっと。
たどり着いたのは、「THE ビーチ街」(?)
南国感満載で、街を歩く人は皆水着の観光客ばかり。
写真にはあまり写っていませんが、かなりの人でした。
そして肝心のビーチは、人だらけ。
家族づれがところ狭しと並び、なんなら車も入れてテントもはれるビーチなので相当な賑わいでした。
「あぁ、これぼくの求めてたもんと違うわ・・・」
ふくよかあるいはマッチョなアメリカ人ファミリーたちが溢れる中、タンクトップ焼けが恥ずかしい細身のアジア人が一人。
当然海に入る気も失せて、シャワーだけ浴びて去りました。
二人がまだ若いからなのか、それとも単純に感性が違うのか、あるいはぼくが一人だったからなのか。
個人的には人が全くいなくて周りも何もなかった一昨日いったマイアミ近くのビーチの方が圧倒的に良かったです。正直。
だけど、地元の静かなオーランドの学生街に住む彼女らにとってはあの賑わいが刺激的なのかもしれません。
メモメモ。
アメリカ最古の街、St. Augustin
続いて向かったのは、フロリダに行く事が決まってから絶対に行きたいと思っていた街、セントオーガスティン。
セントオーガスティンは1565年に創設された、全米50州に現存する都市としては最も長い歴史を持つ都市である。このような豊かな歴史的背景に加え、フロリダ州の多くの都市同様、1年を通じて温暖で、大西洋岸にビーチが広がるため、観光都市としてのセントオーガスティンの人気は高い。-Wikipediaより
アメリカ最古の街。
それがどんな景色をしているのか。古いことをどのように活かして、人気のスポットとなっているのか、期待を胸に向かいます。
そしてたどり着いたのはこんな場所。
目抜通りには、ライブミュージックの流れるレストランとお土産屋が立ち並びます。
噴水のある小広場では、観光客たちが寛ぎ、パイプをふかしていました。
もともとホテルで、現在は私立大学として再利用されているヘンリー・フラッグラーによる建築。
スペイン植民地時代に建てられたサンマルコス砦後は、迫力。
博物館前に、なんであなたたちが・・・?
とても興味深い、というか確かに最古を感じさせる価値ある雰囲気満載なんですが、(こんな言い方をするのはおかしいかもしれないですが)「アメリカっぽすぎる」気がしました。(むしろ当時の植民地時代のスペインの影響?)
なんにしても「こういうの、好きなんやろ?」って言われてる感じ。
だけど、人に溢れていて、絶対地元で売ってても買わへんやろみたいなTシャツをガンガンに買っていく人たちもたくさん。
街の中心部は、まるでユニバーサルスタジオかと言わんばかりの人工感で、京都に”町屋風”の新築があるのと少し近い感覚でした。
本当に古いものがそのまま残っているというよりは、その名前に乗っかって色々後から付け足したような、そんな雰囲気。
と、これを言い出したらどこの観光地だってそうですし、昔から残っているものをそのままになんの手も加えず観光地化することは不可能なのは百も承知です。
ただ少し、ぼくの期待していたもの、望んでいたものとは違いました。
ぼくの期待するものと、そこにあるもののギャップ。
今まであまり気にした事がありませんでしたが、これについて気づき、考える機会を得ることができたのは、収穫だったかもしれません。
今夜の寝床は
1日目から読んでくれている方には残念ですが、昨日に引き続き今日も警察沙汰はありません。(笑)
(30分ほど後ろに張り付かれましたが)
ただ、やっぱり今夜も寝床探しは難航。
今はセントオーガスティンから北に40分ほど走らせた、ジャクソンビルという街の郊外のマクドナルドにいます。
電源もあってWi-Fiもあるマクドにお世話になりっぱなし。おかげでブログも動画も更新できています。
ちなみにこのマクドナルドもキーウエストと同じく24時間ではないので、駐車場で寝るのは厳しそう。
少し移動して、どこか適当な駐車場を見つけようと思います。
もしかしたら、一日で一番しんどいのはこの部分かもしれません。(笑)
この日の模様を動画でも
そんな感じで。