まさかのまさかでX JAPANのライブに参戦きました。
前々からX JAPANがニューヨークでライブをすることは知っていたのですが、チケットが高額(と言っても日本に比べると安いらしい)なのと、それ程大ファンてワケでもなかったので、行く気はありませんでした。
が、日が近くなる毎にあちこちで宣伝やニュースを目にしたり、現地の友人が行きたい!って言ってるのを聞いたりする内にだんだん興味が湧いてきて、チケット取れば良かったと少し後悔をしていました。
そんな僕の元に、当日の朝友人から突然の連絡が。
「チケット手に入ったんですけど、行きます?」
行きます!!!
チャンスってどこから降ってくるかわかんないもんですね。
これぞニューヨークパワー。
とゆーわけで行ってきました。
X JAPAN、Live in NY!!
マディソンスクエアガーデン
今回彼らのNY公演が行われたのは、マンハッタンのミッドタウン西側に位置する巨大ホール、マディソンスクエアガーデン。
NYで大物が公演する時は大体ここってくらいのビッグステージで、2年前?にL’Arc-en-Cielのライブに来た際もここで見ました。
参戦予定ではなかったので直前までスケジュールがあり、到着したのは19時45分ごろ。
予定では開演が20時だったので、友人と合流して慌てて会場入り。
客層
海外で日本のバンドを見る際、いつも僕が常に気になるのは客層。
折角海外でライブするのに客が日本人ばかりだと寂しいですし、逆に祖国のバンドがどれくらい現地で注目を浴びてるのかも知りたいですしね。
ちなみに今回は、エントランスでは相当数がアジア人で、日本人と中国人が多い印象でした。
やはりアジアでの人気は圧倒的のようです。
ところが座席に着くと周りは欧米人の方が多く、最終的には半分から70%くらいは欧米人の方で占められていたと思います。
特に面白かったのが、コスプレイヤーの多さ。
実はこの日、ニューヨーク最大のコミックイベント、コミコンの最終日だったのです。
コミコンと、その後のXのライブまでが一つのイベントのようにプロモーションされていて、Xのメンバーもゲストで参加したりしてました。
YOSHIKIがNYコミコンに登場 マディソン・スクエア・ガーデン公演への意気込み語る – シネマトゥデイ
そういうわけで、コミコンからそのまま流れてきた人も多く、それ故にコスプレイヤーが大量に会場にいたんですね。
何にせよ、日本のバンドが外国人に注目されていることは、同じ日本人として凄く誇りです。
開演まで
席に着いたのが約20時ごろ。
この段階での客の入りは70%といったところ。
ステージセッティングのせいかスタンディングが狭い印象でした。
SEには、Xの過去のバラード曲のオーケストラインストバージョン?みたいなのが流れてました。
開演
20時開演予定でしたが、L’Arc-en-Cielの時も一時間程押したので、どうせ21時ごろになるだろうと思っていました。
が、多分20時15分でしょうか、まさかの開演!
アメリカ人は基本遅いので、まだ客入りも完璧じゃなかったのですが、お構いなしに開始。
わろた。
ステージのモニターに、煙が立ち昇るようなエフェクトが現れ少しずつドクロの形になっていき、
そして大きく現れるX JAPANの文字。
ここで、JAPANという言葉が何度も繰り返され歓声が上がった時は震えました。
そしてドラムセットの元にYOSHIKIが登場し・・・そこから本格的にライブが開始されました。
ちなみにライブ中の写真は、一応マナー的な問題があるのでここでは掲載しないことにします。
セットリスト
当日のセットリストです。
- Miracle
- Jade
- Rusty nail
- Silent jealousy
- Beneath the skin
- PATA vs HEATH ジャム
- Frain
- SUGIZO ヴァイオリンソロ
- 紅
- Hero
- Born to be free
- YOSHIKI ピアノソロ
- YOSHIKI ドラムソロ
- Forever love
- I.V
- X
- Endless rain
- Art of life (YOSHIKI-ピアノソロ)
- Art of life
僕自身は、Rusty Nail, Silent jealousy, 紅, Forever Love, Endress Rainくらいしかわからなかったです・・・笑
感想
あざといほどの演出。だけど感動する。
とにかく演出が、ちょっとあざといんじゃねーの?ってくらい、昔の思い出の写真や映像をうつしたり、YOSHIKIが泣きながら独白したり、TOSHIとYOSHIKIが抱き合ったり。
だけど、それでも感動してしまうんですよね。
Xの過去とか逸話とかは詳しく知らないけど、今まで彼らが経てきたストーリーが凝縮された、ある意味いいとこ取りのようなライブだった気がします。
何も知らない僕が、途中で本当に泣きそうになってしまった。
ミスが結構多かった。でもそんなこと全く気にならない。
僕はX JAPANというバンドは勝手にバカテクバンドだと思ってました。
いや、当然めっちゃ巧いんですけど、でも僕のような素人目で見ても「あ、ミスった。あ、またミスった。」みたいなのも全然あって、あ、技術的にはこんなもんなのか、という感じ。
だけどそれでも、僕が初めて目にしたX JAPANというバンドの魅力は決して損なわれることはなくて、むしろそのミスすら、もはや伝説に近い彼らのイメージをより人間味際立たせるというか、安心感を覚えるというか。
上手い下手の世界ではなく、そういう技術とかを超えたところにあるエンターテイメントを作り出している、そんな感じがしました。
ちょっと意味分かんないですね。とにかく凄かったんです。
現地人の熱唱や合いの手する姿に感動。
ライブまで見に来る程だから当然なのかもしれませんが、皆歌えるんですね!笑
僕はむしろぽかーんとしてる感じだったんですが、周りの現地の人達が一緒に熱唱してる姿に、ニヤニヤが止まりませんでした。
なんか、一生懸命日本語覚えてくれんたんやなーって思うと嬉しくなりました。
あと、噂のXジャンプだったり、合いの手のXの掛け声だったりを、彼らが完璧にこなしているところ。
ライブ始まる前から、サイリウムでXマークを作ってる人がいっぱいいたりして、むしろこっちが気合足りてなさすぎて申し訳なくなりました。笑
X JAPANというよりYOSHIKIプロジェクト?
一番思ったのは、これ完全にYOSHIKIのバンドですよね?
ってこと。
基本的にはYOSHIKIが常に真ん中で、演出も彼だけ特別で、衣装も他のメンバー黒いのに彼だけ白くて。
こんなにドラマーが中心になってるバンドってあんまり見ないですよね。(まぁ彼はドラマーの枠超えてますけど)
ただ、それが悪いこととは全然思わなくて、ていうかむしろ彼が中心になってるからこそこの規模で、この世界観が生み出せてるのだと思います。
ってこんなのファンの間では周知の事実なのかもしれないですね・・・すいません、にわかの初ライブ参戦の感想です。
まさかの最後。
Art of Lifeが終わった後、まさかのもう一度Forever Loveが!
と思ったら、まさかの誰も演奏してない。
え、まさか自分らの曲流してる!?
バックで自分たちの曲が流れる中、前に出て手を振ったりおじぎするメンバーたち。
YOSHIKIとTOSHIが抱き合って、皆と写真を撮って、ファンサービスたっぷり。
ただ、
最後に自分らの曲流しながらライブ終えるバンドなんて見たことねぇよ!笑
この瞬間、Xのモンスターバンドっぷりを存分に感じた気がします。
なんでもありやなX!!!好きだ!!!
最後に、YOSHIKIのTwitterより。
Our dear fans! Last nigh,we rocked #MadisonSquareGarden in #NYC!! @TheGarden Thank you everyone.We LOVE YOU!
#WeAreX! pic.twitter.com/xR3oE5eX9f
— Yoshiki (@YoshikiOfficial) 2014, 10月 12
この場にいれて良かった。
感動的でした。
まとめ
We are X!!!!!!!!
アジア最強のモンスターバンドがそうである所以をしっかりと感じてきました。
今まで色んなバンド見てきたけど、完全にラスボス感半端無かったです。
そして、ここまででかくなるとここまで許されるのかと。
色々凄すぎました。
彼らが日本のバンドであることを誇りに思います。
いいエネルギーもらいました。僕も頑張ろうー!
日本のバンドがもっとNYに来てくれますように
え、そんなのまで知ってんの!?日本好きのニューヨーカーが好きな日本のバンド・ミュージシャン・ベスト10!