筋肉痛だぜオイ・・・
もう夏からずっと楽しみにしていた、マキシマム・ザ・ホルモンのニューヨーク公演、ついに行ってきました!!!
と言っても、実は元々めちゃくちゃ好きとかではなくて、日本でも好きな友人が多くいたのでよく聴く機会があったって程度だったのと、先輩らが非常にレベルの高いコピバンをやっていたので、それもあって曲は割とわかる感じのレベルでした。
ただ、こちらに来てから外国人の友人らに半ば無理やり勧められて聴き始め、そのタイミングで予襲復讐が発売、さらにはカラオケで外国人にバカ受けしたのを発端にハマりました(笑)
さらにタイミング良くニューヨーク公演の情報が入り、即効チケットをゲットしたという次第です。
ので、ハラペコ(ホルモンファンの総称)歴はまだまだ一年未満。そんな僕のライブレポなので、あまりご期待せずどうぞ!
想像以上の注目度
日本語のインストラクターをやってることもあって、周りに日本好きの現地人が多いのですが、彼らの間でもこのホルモンのライブはかなり注目度が高かったです。
やはり世界的にヒットしたDEATH NOTEのアニメの影響もあるのでしょうが、彼らにとっても普通にサウンドがカッコいいらしいです。
特にメタル系サウンドでこういうテンションのバンドってあまりアメリカにはいないのかな。彼ら的にはSystem of a downが結構近い印象らしい。
ちなみに前もってYoutubeに挙げられていた動画。
こんな感じに前宣伝してましたが、いやもうアメリカファンに媚びる気とか一切なし。
はじめから期待しかなかったです。
会場入り
会場は、ONE OK ROCKの時と同じBestbuy Theatre。
過去記事
ONE OK ROCK Live in NY 行ってきた!けど・・・ | SAGLOG
ちなみにこの両バンドは二日前にカリフォルニアで行われたKNOTFESTで共演してました。
OOKのTakaのInstagramより。
マンウィズも含めて仲良しですね。
開場は7:00からだったのですが、直前まで学校があったので今回は特に並ぶこともなく、友人らと待ち合わせをして入場が始まってから向かいました。
シアターのモニターには宣伝映像が。思いっきり日本語です。(笑)
ちなみに入場前の様子はこんな感じ。
ワンオクの時ほどではありませんが、やはり列が出来ていました。
車道から撮ったのでイマイチ見えてませんが、左側の歩道にずらーっと列が出来ています。
列は意外にも日本人が少ない印象でした。
現地の人がたくさん見に来てるのは、やはりテンションが上がります。
会場入りしたのは7時半頃。
入場の際は、ワンオクの時に比べて厳しめのボディチェックがありました。
やっぱり、メタル寄りやから危ないやつの可能さを危惧してるのかも。
物販にて
Tシャツゲット。
このバックの日章旗がお気に入り。
CDやらDVDも売ってたみたいですが、あんまりしっかり確認しなかった。
ちなみにタオルはかなり早い段階で売り切れたっぽいです。
オープニングアクトはあの話題の三人。
SEは先述のSystem of a downやメタリカなど、王道どころで客のモチベーションを上げる感じ。
そして8時の開演と同時に現れたのは、黒人の少年三人。
誰だこの子ら?と思ったのもつかの間、気付きました。
数ヶ月前にちょっとバズってためちゃ若い三人組メタルバンド、Unlocking the Truthだわ!
参考記事
アメリカ現役中学生メタルバンドがソニーと最大1.7億円の大型契約を締結 | FunDO
現役中学生三人組のメタルバンドがソニーと最大1億円の大型レコード契約を締結|面白ニュース 秒刊SUNDAY
彼ら、NYはブルックリン出身の13歳(2014年現在)。
やはり若いので盛り上げ方やペース配分、テクニックなどまだまだな部分はありましたが、13歳であれはすげーわ。
あくまでホルモンのレポなんでここでは詳しく書きませんが、一見の価値あり。
ホルモンキターーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!
Unlocking the Truthの尺が大体3〜40分だったでしょうか。
そこから再度セッティングが入ったのち、恐らく9時丁度くらい。
ホルモンキターーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!
過去数回のライブ(Dir, ワンオク, X)を振り返ってみると割と登場に拘ってたイメージがあったんですが、彼らは驚く程フツーに「うえええい!」って感じで出てきました(笑) ぶれないなこの人ら。
セットリスト
日本での定番曲を抑えつつ、こっちで人気の曲も抑えた、まるでベスト盤のようなセットリスト。
- What’s up people ?!
- maximum the hormone
- 便所サンダルダンス
- え・い・り・あ・ん
- ビキニ・スポーツ・ポンチン
- 「F」
- 絶望ビリー
- 鬱くしきOP~月の爆撃機~
- 鬱くしき人々のうた
- アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
- my girl
- ぶっ生き返す!!
- 恋のスペルマ
(アンコール)
- 中2 ザ ビーム
- 恋のメガラバ
個人的に爪爪爪が聴きたかったけど、大満足です。
感想
平日でしかも学校終わりの寝不足だったので、本当は後ろでまったり見ようかなーと思ってたんですが、周りの雰囲気にボルテージが上がって行きました。
お前らガチのメタル好きやろと言わんばかりの巨漢たちが暴れたそうにウズウズしてるのを目の当たりにして、負けてらんねえと貧弱な元バンドマン日本人男子のスイッチが入りました。
そして一曲目のWhat’s up peopleが始まった瞬間、身体が勝手にモッシュの中に突撃!(笑)
奇声を発しながら巨漢達にもみくちゃにされました。
そして早くも水分が足りなくなり、二曲のmaximum the horomoneの時に慌てて水を買いに(笑)
$5なんてありえない価格設定でしたが、ここは背に腹(喉)は変えられませんでした。
再度真ん中あたりに戻り、暴れ牛どものやや後方でそんなに激しくないエリアで思う存分暴れました。
上ちゃんのベースに合わせて踊りまくり。
え・い・り・あ・んが始まった時には二度目のスイッチが入り、全力のヘドバン。
隣の黒人(初対面)と二人でブンブンふりながら、最後は肩を組んで「Stop!Stop!Winny Upload」を熱唱。そういやこいつらウィニー知ってるんか果たして。
そのまま「F」でまた頭ぶん回し。
ボアダボアダでモッシュでフルボッコ。まけない日本人男子。
絶望ビリーが始まった時には会場のボルテージがマックスになり、皆んなで大暴れ。
この曲はやはりこの国でもキラーチューンでした。
印象的だったのはぶっ生き返す。
周りのみんなが歌ってたのが嬉しかったです。
恋のスペルマで絶頂に達しつつも、ここで一旦終了。
もうちょっとダンスをしっかり覚えて行くべきだった!!!
しかしメンバーがはけてすぐさま「One More Song!!」のコール。
中には片言で「アンコール!」って叫んでる人もいました。わかってるなぁ(笑)
驚いたのはこの時のみんなの足踏み。
ドンドンドン、ってみんなが足踏みをして、会場が揺れました。こんなの初めて見た(聞いた)。
そしてアンコール。
長めのMCから中2ザビーム!
そしてラストは恋のメガラバ!
最後は三列目くらいまで突撃して周りを巻き込んで大暴れしてきました。
総じて、マジで最高のライブだったわけですが、特によかったポイントをいくつか。
撮影録画禁止
日本では当たり前なのですが、こっちでは珍しく、前もってこれが厳しくアナウンスされていました。
これは、レーベル側の意思なのかホルモン側の純粋に音楽を楽しんで欲しいという配慮なのかわかりませんが、実際これのおかげでライブ中撮影してる人間が少なく、全力で音楽を楽しめました。
まぁ、それでも録画、撮影する人間はいるんですけどね(笑)
追記:
ホルモンっていうか亮君がアップロード関連が非常に嫌いらしいです。
ここでも、ファンの撮影した動画や写真等の掲載は控えときますね。
アイドル的な扱いではない
ワンオクの時との決定的な差で、所謂顔ファンみたいなのが(ほぼ)いない分、皆のノリが割とガチでした。黄色い声援とか皆無でした(笑)
故に純粋に音楽を楽しめた気がします。
MCがほぼ日本語
メンバー、頑張って英語で伝えようとする気ナシ!(笑)
単語はちょいちょい試すものの、基本はもうそのまんま日本語そのまんま。
客も大体ポカーン(・Д・)って感じなんだけど、それでも上げるところは上げさせれるのがホルモン(つかナヲさんとダイスケはん)の凄いところ。
日本人でもわからんようなマニアックなギャグも連発してました。
以下、面白かったMCまとめ
ナヲ姉(だったと思う)「お前ら!ニューヨークに行きたいかあああああああ!」観客「YEAHHHHHHHHHHHHH!!!!!」
ダイスケはん「ウィー、アー、米米CLUB!!!」
ナヲ姉「アタシ達のCDって、こっちでは売られてないんだけど、あんた達はなんらかのカタチで聴いたってコトなんだよね!?」誰か「Winny Upload!!!」
ダイスケはん「森公美子みたいな人が・・・」客席にいたらしい
ダイスケはん「外人ばっかりやな・・・」ナヲ姉「当たり前でしょ!」
ナヲ姉「わかるようにちょっとゆっくり喋るわ!」って言ってすぐ普通に。
ダイスケはん「アイセイ、上上下下左右左右!ユーセイ、BA!オケーイ!?」やった後「ディスイズ、コナミコマーンド!今日は何でもアリや!」
ナヲ姉「ベストバイ、スィ、スィ、スィアター!」観客爆笑
ダイスケはん「そこでみんな、シットダウン!」観客「「「「Sit down!!!!!」」」ダイスケはん「なんでお前らがシットダウンゆーねん!ノー言う!シットダウン言わない!」観客「????」
他にも色々面白かったんだけど、思い出せない。。。
技術力が高い
いや、もう15年もやってるバンドにそんなこと言うのも失礼かもしれませんが、本当に上手いですわホルモン。
単純に個々の技術がどうというより、バンドメンバーの息が合い過ぎてる。
特にえ・い・り・あ・んなんて再現出来るの?って感じだったんですけど、出来るんですねぇ・・・。
そして何よりダイスケはんのあの声。Youtubeとかでよく見てクオリティー高いのは知ってたけど、最初から最後まであれで突き抜けられるんだなぁ・・・感動しました。
アクションも容赦なくやらせる。
恋のおまじない、やるのか、っつーかできるのかって思ってたんですけど、思いっきりやらせてました。しかも解説日本語で。
外国人まで巻き添えにしてめんかた、こってり、やったー!は圧巻でした。ちょっとぐだぐだだったけど、それもまたいい雰囲気。
そしてまさかの膣ジャンプですよ。
Youtubeで予習(襲)しといて良かった。(笑)
ダイスケはんの「膣、イズ、ヴァジャイナ!!」で、ウケが微妙だったのが私的には非常に面白かったです。
ライブ後
Tシャツが絞れるレベルでした。
そして全身が痛い。本当に痛い。
現地人の巨漢相手に挑んだ自分が悪かったですが、それにしても本当に痛かった。
そんな感じでぼろぼろの状態でコートチェックの列に並んでたら、まさかのナヲ姉来た!!!!
そこでまたテンション上がって、皆と手を合わせる姉さんに向かって「姉さん!姉さん!」と叫んだら振り向いてくれて「ウェーイ!」つってハイタッチして頂きました。男前や姉さん。
ちなみに終了後は物販のところにメンバーがやって来て、サイン?とか写真撮影?とかしてたみたいです。僕も一瞬だけ覗いたんですが、人だかりが凄くて体力もなかったのでそこは帰路に着きました。
ちなみに終了後の記念撮影。タイムズスクエアをバックに、ってあんまりわからないけど。
図らずも先日染めた金髪が、なんとなく「っぽさ」を引き立てる気がします。
まとめ
X JAPANより楽しかった!(爆)
ホルモンのライブそのものは初参戦でしたが、たくさんの人が虜になる理由がはっきりと分かった気がします。
そして何より、彼らのこの良い意味でのおふざけ感が、世界でも通用してるのが見れたのが嬉しかったです。
彼らのオフィシャルで、当日の様子が写真付きで紹介されてます。こちらもよければご覧下さい。
僕個人の意見ですが、ロキノン系を始めとする日本のロックバンドは、世界的に見ても全然引けを取らないというか、かなりレベルが高いと思っています。もっともっと、日本のバンドが外に出て来て欲しいですね。
くだらないアイドルを政府でプッシュするくらいなら、もっとカッコいいバンドをどんどん輸出して行く方が、日本の音楽もっと活性化するぜ。
そんなことを、ホルモンの帰宅時にぼんやり考えていたさがやんでした。
そんな感じで。
本当に面白い人達です。大好き。
世界にはばたけJ-Rock!
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