前からぽつぽつと報告はしていたのですが、この度、正式にニューヨークを出る日程が決まりました。
4/26日、五年間の生活を終えて、ニューヨークから出ます。
色々と思うところはあるのだけれど、一度ここいらで一区切り。
あえて「帰国」と言わないのは、そのあともしばらくアメリカを放浪するからです。
ニューヨークにいるうちにやるべきこと
自分用のメモも兼ねて、ニューヨークから帰る前にやるべきことをまとめてみました。
観光
思えばこの五年間、忙しかった学校生活と節約で全然観光ができてませんでした。
相変わらず節約中なのは変わりないですが、時間には多少余裕ができたので、できるだけお金のかからない方法で今のうちに出来るだけ色々行ってみようと思っています。
今、ニューヨークにいるうちにしたいと思っているのは…
- ニューヨーク北東にある美術館・Dia Beacon(ディア・ビーコン)へいく
- ブロードウェイの舞台を「前の方」で見る(参考リンク)
- もっとたくさんのカフェに行く
- 美術館・博物館を制覇する
- 書けるだけ、ニューヨークにまつわる記事を書く
あ…ブログ以外、お金かかる方法ばっかりや…
契約関連の処理
住んでいたアパートの引払いやネット回線や電気の契約の解約など。
契約時よりは楽でしょうが、やや面倒くさそうです。
また家賃関係やそれに伴うデポジット(保証金)のやり取りなども帰る前に終わらせなければ。
荷物の処分・配送
五年も住んでいると、なんだかんだでけっこうな荷物があります。
売却するなど、なんらかの方法である程度処分しなくちゃいけないんですが、こういうのって非常に面倒くさいですよね・・・。
冬服などもできるだけ早いうちに発送しておかないと後々面倒なことになるので、そろそろ動き始めようと思います。
輸送料金や日数に関しては今色々と調べ中。まとめたらまた記事にします。
銀行口座はどうしよう?
今ちょっと悩んでいるのが、銀行口座の扱い。
ぼくはアメリカ大手の一つであるJPモルガンChaseバンクに口座を持っているのですが、こちらは学生用の口座で月々の手数料が無料の状態。
この口座をそのまま置いておくか、閉めて帰るのか。
残しておけば何かと便利なのだろうけど、それほどお金を入れておけるわけではないし、手数料無料期間が終われば月々$12の手数料が取られます。$1500以上が常に入っていればこれは免除されるそうですが、いつまた来るかもわからんアメリカの銀行に、ただでさえお金ないのに20万近くも置いておけない・・・。
帰るまでに決めようと思います。
お世話になった人への挨拶回り
と一応書いてみたものの、実際年長者の方でお世話になった人ってこっちにはあまりいなくて、仲良くしてもらったのはみんな歳の近い先輩ばかり。
そういう人たちはみんなフットワークもノリも軽いので、いざ日本に帰る、と言っても「お。まじか。またな〜日本で」くらいのテンションなので、あまり気にしなくてもいいかと(笑)
改めて挨拶して帰りたいと言えば、PI Art Centerの中沢さんくらいかもしれない。
これからの予定
ニューヨークから出たあとの直近の予定と、帰国後の活動について。
アメリカ横断
帰国に合わせて、ずっと夢だったアメリカ横断を実行に移します。横断というか、放浪の方が正しそうですが。
もともとは三ヶ月を目指していたのですが、資金的にも少し厳しいということで、4/26から可能な限り(目標は二ヶ月)の日数を費やし、その後帰国予定をしています。
このアメリカ横断では、ブログの更新だけでなく、動画/音声コンテンツの配信を考えています。(今ちょっと色々準備中)
環境を変えるのをきっかけにチャンネルを増やししたい
今までもブログを中心に色々と実験的に試してきたのですが、発信方法(チャンネル)ごとに、視聴者や読者が大幅に変わってくるというのを身を以て理解しました。
いろんなチャンネルを持ってリーチを広げることは今後の活動の糧、可能性にもなるので、この横断をきっかけにちょっと他チャンネルの開発をしてみようと思っています。
帰国後は・・・
アメリカ横断後に日本へと帰ってからは、ご縁があった兵庫県の田舎を主な拠点にして「空き家」や「民泊」を通じてこじんまりインバウンドに携わる仕事をしようかな、と企んでいます。
とにかくずっと都会暮らしだったので、しばらくは自然に溢れた場所へと拠点を移し、「生きる」って何か、「命」をどう使うか、を改めて考えてみたいと思います。
そちらの方も、帰国後もブログを始めとする様々な方法で発信させて頂きますので、ぜひ追いかけてもらえれば幸いです。
ニューヨークへの思い
正直なところ、去年の秋から冬にかけて、惰性でニューヨークにいるような気がしていました。
学校を離れてからパッとしない生活をしていた自分が、ニューヨークにいることに対してあまり意義を感じれなくなっていたし、見慣れた環境に刺激もなくなっていました。
それでも、誰からも責められない自由な環境からは、だらだらと抜け出せなくなっており、何も踏ん切りのつかない状態で、ニューヨークにいるのもしんどい、だけどニューヨークを離れてもどうしようもない、そんな情けない心境にありました。
しかしこの年末、一時帰国の際に色々と動いた甲斐あってか、日本に帰ることが正式に決まってからは、街の見え方が変わりました。
永遠に続くような気がしていた景色は、限りある貴重なものになりました。
まるでマンネリ化していた彼女との関係が、別れを目前に急に愛おしくなったような感じです。(?)
今はもう、ネガティブな気持ちでここから出たいという思いではなく、この街にいることがとても楽しいし、もっと色んなものを見たい。
最近、一周回ってニューヨークという街がすごく好き。
— SAGAT(さがやん) (@sagadylan) 2016, 2月 18
スーパーの凄まじい列とか、交通機関の不安定さとか、災害の時の対応力のなさとか、もう書ききれないくらいツッコミどころ満載でガタガタでむしろどうやって街として機能してるのか分かんないのにそれでも世界に名だたるニューヨークさんまじすごい。
— SAGAT(さがやん) (@sagadylan) 2016, 2月 18
あと一ヶ月とちょっと。どうあがいても必ず悔いは残るだろうけど、できる限り、この街を味わって帰ろうと思います。
でもその前に…引っ越しがとても面倒です…。