The Secret Life of Walter Mitty (邦題:LIFE!)が早くも今年のベスト映画に入るかもしれない!

映画LIFE!

新年一発目から、早くも素晴らしい映画に出会いました。

The Secret Life of Walter Mitty(ザ シークレット ライフ オブ ウォルター・ミッティ 邦題:LIFE!)を日本公開前に、一足早く観させて頂きました。(日本では三月十九日から公開らしいです)

素晴らしい映画だったので即、感想を書き始めたのですが、勢い余ってトンでもないボリュームになってしまいました・・・。
長いですが、お付き合い頂けると幸いです。

※後半、物語の確信に触れる部分があるので、見ようと思っている未見の方は絶対に読まないで下さい!(ブックマークしといて後で読むと良いと思います(コッソリ

LIFE!について

一応日本ではまだ未公開ですが、邦題の方で進めていきます。原題は長い。

ナイトミュージアムや、ミート・ザ・ペアレンツシリーズでおなじみのベン・スティラーが主演・監督・制作の三役を務めた本作。
彼の生まれ故郷であるニューヨークをはじめの舞台に、ある男の「人生」が変わる、ほんの二週間ちょっとの物語が綴られます。

「アイアムサム」の名優ショーン・ペンを物語のキーマンとして、ベン・スティラー扮するウォルター・ミッティの「冒険」と「成長」の物語です。

「虹を掴む男」のリメイク

本作品は、1947年の「虹を掴む男」のリメイクです。
僕は未見ですが、細かい設定やストーリーが少し変わっているそう。

ちなみに「虹を掴む男」のDVDは廃盤になっているのか結構なお値段がします。

あらすじ

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。

要約すると、妄想(白昼夢)癖がある、出会い系とかやってる冴えない男が、恋心と責任感のために凄い頑張る話です(雑
 
 
 

映画館について

マンハッタンのユニオンスクエアにある、Regal Union Square
アメリカの大手映画会社Regalグループの一店。
14st Union Square駅から徒歩二分の好立地で、割と綺麗です。

基本的に映画館はフード/ドリンクがバカ高いので(それは日本も同じだけど)前もってクーポンを購入するなりRegalグループの会員になっておくことをオススメします。
僕は、COSTCOで購入したクーポンチケット($24 チケット二枚と$10分のフード/ドリンクカード付)を利用したので格安で見れました。(AMC版もあり。アメリカ在住の方、これ超オススメです。)

日曜の夜でしたが、公開から三週間程経っていたので、客入りはぼちぼち。(6〜7割)

劇場はそれほど大きくなかったので、一番後ろで悠々と観ました。
シートは、アメリカ人サイズなので少し大きめで快適。
前の席の人のバックシートがえらく後ろまで倒れてギシギシうるさいのが少し気になりましたが、それ以外は良かったです。
 
 
 

とりあえず感想 ※ネタバレ無し

まず最初に、映画館で観ることをオススメします。
それがもし叶わなかった場合は、Blu-rayで大画面でハイスペックなサウンドシステムで見て欲しい。
それくらい映像と音が素晴らしいから。

特にこの映画で僕が好きだったのは、そのカメラワークと映像演出。
特に、風景映像の撮り方が素晴らしかったと思いました。
そして、しつこ過ぎないFX。
シーンとシーンを繋げる手法(最近よくあるっちゃあるんだけど)も使い方が秀逸で、テンポ良く映像が続きます。

予告を見た限りでは、全く感じなかったのですが、実際映画を観ている最中は主人公のウォルター・ミッティに共感しまくりでした。
20代中頃以降の男性は、彼に自分を投影する部分があるんじゃないかな、と思います。

もちろん、一人の人間の葛藤と成長の物語なので、女性でもきっと楽しめると思います。

最初は冴えないベン・スティラーがどんどん格好良くなっていくものの、ショーン・ペンの格好良さは反則レベル。役もずるいです。

あと、予告編でもお分かりいただけると思いますが音楽が最高です。
これは久々にサントラ買いたいレベル。

 
 
 

もうちょい深めの感想あるいは考察 ※ややネタバレ?

[注意!]メインストーリーには直接触れないようにしましたが、核心に触れる、あるいは内容が予想出来てしまう描写があるので未見で公開してから見る予定の方は以下、絶対読まないことをお勧めします。
 
 
 

人それぞれの「LIFE」

メインになるキーワードは、タイトル通り「LIFE」。つまり人生。

この映画が非常におもしろいな、と思ったのは、ありがちな、今まで何もスペシャルな出来事がなかった平凡な人生を送ってきた主人公が、衝撃のスペクタクルに巻き込まれる!ではなく、
それなりにちゃんと色々あった人である男=ウォルター・ミッティを主役にしているところ。

彼は映画の序盤、妄想癖が酷くて、冴えない、地味な、とてもダサい男のように描かれます。
だけど物語が少しずつ進むに連れて、

彼にはぶっ飛んだ親父がいたり、
子供の頃はモヒカンだったり、
スケボー超上手かったり、
仕事は地味で社内ではバカにされてるけど実は今まで一度もミスしたことがない

などの設定が明らかになります。

もしかしたら「なーんだ、実はすげえ奴なんじゃん」って思われるかもしれません。

でも僕は、ベン・スティラーが描きたかったのは「実は凄いウォルター・ミッティ」ではなく、どこにでもいる普通の人全てに特別な「LIFE」がある、ということなのではないかと思います。

街でウォルター・ミッティとすれ違っても、僕らはきっと誰も彼をスペシャルな人だとは思わない。
地味な服とアタッシュケースを持った、10歩先ではもう顔も覚えてないような人。

だけど実際のところ彼は、上述したように、「結構スペシャルな人」。

そしてこれはウォルター・ミッティに限った話ではなく、僕らが街ですれ違う全ての人に言えることだと思います。

当たり前のことだけど、人は皆、自分が主人公として自分の人生を生きている。
その人生の中で、誰しもがスペシャルな経験を必ずしている。
LIFE!は、そんなどこにでもいる一人の人間の人生の一部分を切り取った物語。
そんな風に僕は感じました。

邦題はよく「え?」ってなるものが多いですが、本作に関してはハマってる気もします。
ちょっとそのまんま過ぎる気もしますけど。

白昼夢の意味

劇中、ウォルター・ミッティは何度か酷い妄想(白昼夢)に入っていき、現実から離れてしまいます。
このせいで、人から心配されたり、ちょっとヤバい奴なんじゃないのかと思われたりもします。

だけど、

街で人様に迷惑をかけているチンピラをボコボコにする自分
交通事故に遭いかけている子供を間一髪で助ける自分
美女の前に、かっこ良く登場する自分

(この場合は男性目線ですが)そんな妄想をしたことがありませんか?
僕はあります。っていうかいまでもしょっちゅうしてます。

彼も僕も同じ、普通の男です。

だから、劇中のウォルター・ミッティの行動に度々共感するし、なんだか応援したくなる。
ウォルター・ミッティを自分に重ねて、今まで脇役だった自分が主役になっていくような、そんな感覚を覚えました。

本当の主役は、裏方である

映画の中盤から、あることをきっかけに彼は自分が今までしていた妄想をはるかに超えるような体験を味わうことになります。
しかしそのことを、会社の人間は知る由もありません。
彼が、仕事のためにカバン一つで旅立ち、サメに襲われ、火山噴火に巻き込まれ、ヒマラヤを一人上っていることを、会社の人間は誰も知りません。

彼のこの凄まじい体験は、仕事をする中で誰もが直面する苦難を、極端に誇張したもののように僕には見えました。
行方不明の書類を探すために倉庫を片っ端から探したり、プレゼンの準備をするため何日も徹夜したり、そうやって頑張ってる人達と同じく、ウォルター・ミッティも自分の仕事を頑張ってるだけなのです。それがたまたまとんでもないベクトルに行っただけで。

映画の終了間際、自分の仕事をやり遂げ成長したウォルター・ミッティは、それまで自分をバカにしてきた同僚に言います。(はっきりとは覚えてないので、こんな感じの台詞を言っていた、ってくらいで認識して下さい。)
「皆にはそれぞれの仕事がある。アンタにはアンタの仕事があるのもわかってる。ただ忘れないでくれ。この雑誌を作るために、見えないところで必死になって働いてる奴らがいっぱいいるんだ。」

そしてラストシーン、まさにそのことを証明し、そしてそれを救済するような、ショーン・ペンからのプレゼント。
それはまるで、ウォルター・ミッティというフィルターを通した、世界中にいる「裏方」への贈り物のように映りました。

最後に

映画の後半、「最近白昼夢はどうだ?」と聞かれたウォルター・ミッティは「少なくなってきた」と答えます。
事実、劇中ではある地点から白昼夢の描写が無くなります。

普通に捉えるならば、
彼は白昼夢を超える現実と出会うことでそれを克服し、成長した
ということだと思います。

ただ僕は、
もしかしたら、映画中盤より描かれたその彼の冒険自体が、白昼夢だったという可能性
を想像してしまいました。

まぁ、ないと思いますけど・・・(笑)

あったとしても、それもまた人生ってことで。
 
 
 

まとめ

本ブログ初の本格的な映画レビュー記事となりましたが、初めてなので勝手が分からず、なんだかとっ散らかってしまいました。
書きたいことを全部がーっと書いた感じなのでところどころ変な表現や言葉足らずのところもあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

もっと、こうした方が良いとかこれはやめとけ、みたいなのがあれば是非教えてもらえると嬉しいです。

とにもかくにも、本作は新年一発目にして今年度のベスト5入りは間違いなさそうです。
この映画を観た方と色々話せたりしたら嬉しいです。
皆さんがどう感じたのか、是非聞きたい!

次回の映画レビューは「Wolf of Wall Street」になると思います。
近日中に観に行こうと思ってるので。
 
 
 

そんな感じで。

 
 
 

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